大阪市製材業協同組合 - 地球のために木を使おう

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組合の活動

第25回 森は海の恋人植樹祭に参加して

宮城県気仙沼~岩手県一関

 平成25年6月2日(日)午前、岩手県一関市『矢越山ひこばえの森』で「第25回森は海の恋人植樹祭」が開催されました。主催は、畠山重篤氏(フォレストヒーローとして表彰された方です。)が理事長を務める「NPO法人森は海の恋人」。
大阪市製材業協同組合監事の津田潮氏(津田産業㈱社長)の呼びかけに応えてPR委員会から、有馬啓子委員長・島崎公一委員・津田綾子委員そしてわたくし副委員長の湯川昌子が参加しました。最近の活動を見ると、もはやメンバーの趣味が『植樹・植林』になった感がします。全国各地から集まった「津田グループ」は総勢47名となりました。

 午前10時より式典が始まり、「ひこばえの森」を含む地区の自治会長の挨拶。 「私達の生活の源である海、その海を豊かにしてくれる森に植樹をするためにたくさんの人が集まって下さった。この広場の周りの木は、25年前に植えた木です。この木と共にこの会も25年の間に成長しました。この運動の目的は『自然環境の保全』『自然の大切さを伝え、発信する』です。全国の人々と共に、絆を大切にしてこの運動を発展させたい。」
畠山理事長の挨拶。「この取り組みを始めたのは、海がやせてきたから。海だけ見ていてはいけない。海に流れ込む川をきれいに豊かにしなければいけない。川を豊かにするためには、その上流の山の手入れをしなければいけない。そのため、気仙沼で牡蠣の養殖をしている一介の漁師が、一関市の山に木を植え始めた。『ひこばえ』とは木の若い苗木のことで、順調に育つように心を込めて植樹してほしい。」

 続いて一関市長です。「私たちは東日本大震災で被害を受けた。津波の被害を受けて家を無くした人達のために、被害の少なかった地区が協力する。これを私は『近助(きんじょ)』と名付けた。一関には、気仙沼の人達の仮設住宅が建っている。『近助(近所)付き合い』です。」  気仙沼市長の挨拶。「東京の新橋駅前の飲食街で『気仙沼産カツオ』を出しているすし屋の店主と話をした。その店主が本日の植樹祭に来ている。この活動は、海と森をつなぐだけでなく、産物を調理する人、食べる人もつないでいる。」

 いよいよ植樹です。説明を受けたあと、参加者1400名余りは今年植樹する場所まで移動しました。行儀よく列が繫がる様子は爽快です。一人1本ずつ苗木を受け取り、山の斜面を上がって行きます。かなり急斜面でした。

土は軟らかく、くわで簡単に穴を掘ることができました。丁寧に苗木を植えて、乾燥しないように落ち葉をまいて終了です。前日までに下草を刈ったり、目印の棒を立てたりして下さったスタッフのみなさん、ありがとうございました。当日もお世話になりました。

 山から下りる時に、とても親切な地元の方と出会い(スタッフとして活動していらっしゃいました。)手入れの行き届いたご自分の山を見せていただきました。10数年前、遊びに来たお孫さんが、「じいちゃん、お山で遊びたい。」と言ったことが手入れを始めたきっかけだそうです。それまでは、何もしていなかったので荒れ放題だったそうです。 一人で少しずつ手入れをし、今ではまるで映画に出てくるような場所になっていました。 「きんらん」という花が、つぼみをつけていました。これは、きれいな場所にしか生えないし、花もつけないそうです。眠っていた球根から芽がでたのだろう、とおっしゃっていました。大きな木の枝にはブランコもぶら下がっていて、遊びたくなりました。 震災で被害を受けた子ども達の遊び場として提供していらっしゃるそうです。 植樹に来て、とても大きなものをもらいました。

《被災地のこと》
 前日の1日(土)朝、大阪から飛行機で仙台入りした私たちは、チャーターバスで石巻を経由して気仙沼まで来ました。「石巻日日(ひび)新聞社」に立ち寄り震災の時、手書きで作った壁新聞を見せていただきました。一番大変な思いをし、どこに行けば何がもらえるのか?一番知りたい人のところに情報が届かない。届けなければいけない、という使命感。何も言わない壁新聞がいろいろなことを伝えています。バスで北上しましたが、どこまで行っても被災地。この震災がどれだけ大きなものだったか、痛感しました。復興はまだ進んでいません。

『空地』のように見えるところは、住宅街だったのです。都市部は、住宅の基礎部分も撤去されていましたが、郊外になると、基礎がそのまま残っています。中には、傾いた家がそのまま放置されています。これは、取り壊しの申請をする人が誰もいなくなった家だそうです。まだまだ支援は必要です。忘れてはいけない。私達には、『伝える義務がある。』とも思いました。

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