大阪市製材業協同組合 - 地球のために木を使おう

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組合の活動

平成27年2月2日、新北島小学校で出前授業をしました

「みなさんが知っている木を教えて下さい。」 平成27年2月2日(月)午後1時半、新北島小学校での出前授業は、今日の講師である米地副委員長の質問から始まりました。5年生135名の回答は?

「ゴム」「アカシア」「さくら」などなど
「タンスは何の木でできていると思いますか?」
「大阪府の木は何でしょうか?」
「大阪市の木は何ですか?」

質問が続きます。そして、いつもの質問です。 「みなさんは、木を伐ることはいいことだと思いますか?悪いことだと思いますか?」 ほとんどの子ども達が、「悪いことだと思う。」に手を上げました。 理由として、「空気が汚くなる。」「木には生命がある。」「動物の住みかがなくなる。」などでした。

ここから、木のクイズです。
問1『日本の森の広さは国土の何%でしょう?』
(正解は70%です)
問2『日本の森の広さは30年前と比べてどうなったでしょう?』
(正解は変わっていないです)
問3『日本で1年間に使う木材のうちで、輸入材の割合はどれぐらいでしょう?』
(正解は80%です)

米地講師は説明します。 「日本には森がたくさんあり、30年前と変わっていないことがわかります。つまり、日本の木は使われていないのです。 木を伐るのは悪いこと?アフリカなど動物の住んでいるところで、むやみやたらに木を伐って、伐りっ放しにするのはよくないことです。砂漠化してしまいます。でも、今の日本は木を伐らないので困っているのです。木を伐ることは、悪いことでもいいことでもあるのです。」 ここで、日本の森の写真をスクリーンに映します。手入れをしていない不健康な森と、 間伐や手入れをしている健康な森の写真です。 「日本の山の木はどうでしょうか?大きくなった木が密集しているとどうなりますか?養分や日光がたくさん必要なのに、枝が重なり合い、また養分を奪い合ってひょろひょろの弱い木ばかりになります。間伐しなければいけません。」 「間伐材は何に使われるのですか?」児童から、とてもいい質問が出ました。 前重委員が「杭(くい)に使います。植え木を植えた時の支えや土留めなど。昔は足場にも使っていました。」と答えました。 「木を使うことは、地球温暖化防止につながります。また、健康にもいいのです。森林を整備すると、川に栄養が流れ出て、それが海にも流れて魚達にも大変いい影響があるのです。」米地講師は丁寧に説明します。

さて、いよいよお待ちかねの『お箸づくり』です。 材料は「さくらの木」です。お箸の形にカットしてありますが、角がとがっています。最初に80番の紙ヤスリで削って、自分の好きな形にします。丸くしたり、細くしたり等々。お箸の先が太いので、食べやすいように細くします。「お箸は二本あるから、力と時間配分を考えてね。最初に一生懸命すると、二本目の力と時間がなくなるよ。」  みんな真剣な表情で削っています。立ち歩く子も、おしゃべりする子もいません。 先生方もいっしょに一生懸命削っています。

20分後、「今度は仕上げをしていきます。240番でこすりましょう。」 「今のお箸を触ってごらん。ざらざらしているでしょう。これを240番のペーパーでこすると、ほら、すべすべになったでしょう。」と手触りの違いを感じてもらいました。

 最終工程、『クルミ油でコーティング』です。 「では、最後の最後クルミの油を塗ります。ウェスで剥きクルミを包んで、テルテル坊主を作って下さい。それを軽くたたくと油が出てくるので、お箸に塗って下さい。てっぺんを塗るのを忘れないでね。ここは木口と言って、水が一番沁み込みやすいところだから、何度も塗って下さい。」と、米地講師。 あちこちで、トントンとクルミを割る金槌の音が聞こえてきます。 「できた!」「これでいい?」見せに来てくれる子ども達。 「とってもきれいにできたね!」「すごい、すごい!」褒めてあげると、とても嬉しそうないい笑顔を見せてくれました。どの子も大満足で、家族の分も作りたいと言ってくれました。

時間内に仕上がるか心配したのですが、全員予定通り完成することができました。 「今日は乾かして下さい。まだ使わないでね。それから、自然素材である木のお箸は食洗機や乾燥機に入れないで下さい。1年ぐらい経ったら、またクルミ油やオリーブ油・サラダ油を塗ってメンテナンスをすると、いつまでも使えますよ。」と米地講師は、木の特徴と良さを説明しました。

「木を伐ることは、今の日本では大事なことです。そして、新しく苗木を植えます。苗木は大きくなる時に、二酸化炭素を吸収します。地球温暖化防止に役立つのです。みなさんもたくさん木を使ってくださいね。」 最後に湯川副委員長が締めくくって、楽しかった半日も終わりました。

  『ものつくり』は、準備と当日のお手伝いが大変ですが、子ども達の喜びが大きいことを痛感した一日でした。

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