大阪市製材業協同組合 - 地球のために木を使おう

  • お問い合わせ
  • サイトマップ
組合の活動

住吉大社御田植神事

「みなさん、木を伐ることはいいことだと思いますか?悪いことだと思いますか?」
 平成24年12月5日(水)午後2時半。新北島中学校体育館に整列した約190名の2年生に、島崎公一講師(オリエントランバー代表者・PR委員)は問いかけました。
生徒達は一生懸命考えて、いいこと・悪いことに挙手してくれました。悪いと思う生徒は、いいと思う生徒の倍ぐらいいました。わからない人も多かったようです。
答えはどちらでしょう?大きな謎に包まれて出前授業は、始まりました。

住吉大社御田植神事

 新北島中学校とは、砂場枠の取り換えの寄付をしたり、平林祭りの時に手伝ってもらったり、と交流を深めています。10月頃、先生方から中学2年生を対象に出前授業をしてほしい。とお話がありました。就職する生徒もいるので職業講話をしているが、その一環として平林の地場産業である木材業話をしてほしい、というものでした。
 PR委員会で検討を重ね、職業としての木材業の話と、木材は地球環境に貢献する素晴らしいものだ、それに携わる素晴らしい仕事だ、という視点で授業をしよう。ということになりました。

  さて、授業はまず「見て知ってもらう」ためにDVD「きいたろう」を映しました。
(これは、当組合のHPから見ることができます。とてもおもしろくわかり易いので、ぜひご覧ください。)
木は、光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を放出していること。木の中に取り込まれた二酸化炭素は、固定されること。そして、伐られたあとも固定され続けること。木造住宅になっても変わらないこと。を知ってもらいました。
「伐ったら使う」「伐ったら植える」→木は、持続可能な資源であることも理解してもらいました。(石油などは、掘り出してしまうといつかは底をつきます。)

「ティッシュペーパー1枚と割りばし1膳では、どちらが木をたくさん使っているでしょう?」
またまた、島崎講師から生徒達に質問です。「割りばし」と答えた生徒が圧倒的でした。
でも、実は同じなのです。「割りばしの使用は、森林破壊になるからやめよう。」と、最近は樹脂のお箸が大流行です。それなのに、ティッシュペーパーはちょっと使ってポイポイ捨てているのです。割りばしは、建材に使えない部分などから作っているので、決して森林破壊にはつながりません。

住吉大社御田植神事

 続いて、この日のために予てより『住之江区視聴覚教育協議会会長 佐久間正信氏』の協力を得ながら制作したDVD「木の街 平林」を見てもらいました。平林の中の「川上から川下へ」が、わかるDVDとなっています。
 最初は、『(株)関西木材市場=久我四郎社長=』での丸太のセリの様子です。島崎講師の説明と共に、大きな丸太が次々と競り落とされるところを見ました。競り落とされた丸太は、盤(板)にしなければ使えません。製材工場の登場です。
 かつて、平林には何十件もの製材工場がありました。が、時代の流れとともに(海外から、丸太ではなく製品で輸入されるようになった等。)どんどん減っていき、今では数件残っているだけとなりました。貴重な存在ともいえる製材工場『(株)協同ウッド=有馬啓子社長=』の大きな製材機で、丸太が半分に割られました。続いて同じ厚みの板に割っていきます。
 ベテランの行員さんが、機械を動かしているので簡単そうですが、これには技術と長い経験が必要です。

 さて、最後の工場はプレカット工場です。『津田産業(株)=津田潮社長=』を撮影させてもらいました。ここでは、住宅の材料となる柱や桁などに刻み加工をします。昔、大工さんが新築住宅のそばでノミや金槌で刻んでいたのを知りませんか?
今、機械がその代わりをします。コンピューターに入力された図面通りに加工していきます。加工機械は、指示された通りにほぞを刻んでいきます。最後に組み立てられた家の骨組みと、完成した家の写真を見てDVDは終わりました。

「世界で一番高い木造建築物は?」 (東寺五重塔)
「世界で一番古い木造建築物は?」 (法隆寺)
「世界で一番大きな木造建築物は?」(東大寺大仏殿)

 生徒の間をまわりながら、島崎講師が質問していきます。みんなよく知っていました。
日本は世界に誇る「木の文化」の国なのです。日本では今、森林蓄積(森林の中の樹木の体積)が増え続けています。国産材を積極的に使って、活かすべきなのです。バイオマス発電にも利用できます。クリーンなエネルギーとして注目されています。このように木材に関わる仕事は、地球温暖化防止に役立つ仕事として自信を持って紹介したい。と島崎講師は締めくくりました。
 最後に有馬委員長が「木は人にも地球にもいいものです。『森は海の恋人』と言って、森を大事にし整備すると、その栄養が地面から川を通って海に流れ、魚や貝や海藻も大きく育つのです。みなさん、家を建てるようになったら、ぜひ、木造住宅を建てたり、内部を木質化してください。健康になりますよ。」と挨拶をして終了しました。
 机の上に置かれたいろいろな樹種の見本を実際に手で触りながら、生徒達は退場しました。

なお、木材普及に役立つなら!と、(株)関西木材市場(久我四郎社長)より生徒全員に「吉野の杉箸10膳」が、お土産としてプレゼントされました。

住吉大社御田植神事
ページの上へ

Copyright (c) 2011 osaka-shi seizai All rights reserved.