大阪市製材業協同組合 - 地球のために木を使おう

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組合の活動

新北島小学校で出前授業をしました

住吉大社御田植神事

「みなさん、木を伐ることはいいことだと思いますか?悪いことだと思いますか?」
平成25年2月7日(木)午後1時半、新北島小学校での出前授業は、今日の講師である米地副委員長(大宝木材㈱)のいつもの質問から始まりました。
5年生143名(うち当日欠席者2名)の回答は?
いいことと思う→60人ぐらい
悪いことと思う→30人ぐらい  
わからない、どちらでもない→残りの人
いつもと違って「いいことと思う」児童が多い!?業界の啓蒙活動がこんなに広まったのか!とびっくりしました。あとでその理由がわかりましたが、簡単なことでした。
悪い理由として「自然を壊すから。」と答えてくれました。
「この答えはあとで言います。さて、質問です。」と、米地講師は続けます。

問1『日本の森の広さは国土の何%でしょう?』   
A.30%ぐらいと思う→約10 人
B.50%ぐらいと思う→約30 人
C.70%ぐらいと思う→約100 人   
正解は、Cの70%です。

問2『日本の森の広さは30年前と比べてどうなったでしょう?』   
A.50%ぐらいになった→約30 人
B.30%ぐらいになった→約20人
C.変わっていない→約10人   
正解は、Cの変わっていないです。

問3『日本で1年間に使う木材のうちで、輸入材の割合はどれぐらいでしょう?』   
A. 20%ぐらいと思う→1人
B. 50%ぐらいと思う→約15人
C. 80%ぐらいと思う→多数   
正解は、Cの80%です。

「日本の木が増えているのがわかりますね。戦後、日本は植林をしました。その木が大きく育っています。日本の山にはたくさん木があるのに、実際は外国から輸入した木材を使っています。なぜ、日本の木を使わないのでしょうか?
『木を伐るのは悪いこと?アフリカなど動物の住んでいるところで、むやみやたらに木を伐って、伐りっ放しにするのはよくないことです。計画伐採をし、そのあと植林をする必要があるのです。木を伐ることは、悪いこともいいこともあるのです。』
では、日本の山の木はどうでしょうか?大きくなった木が密集しているとどうなりますか?養分や日光がたくさん必要なのに、枝が重なり合い、また養分を奪い合ってひょろひょろの弱い木ばかりになります。間伐しなければいけません。
今、日本の森は荒れていて、不健康な森がたくさんあります。日本の木は伐らなければいけないのです。伐って使わなければいけないのです。もちろん、そのあと苗を植えなければいけません。」「木を使うことは、地球温暖化防止につながります。また、健康にもいいのです。森林を整備すると、川に栄養が流れ出て、それがやがて海にも大変いい影響があるのです。」米地講師は丁寧に説明します。

「では、みんなにDVDを見てもらいます。まず、「きいたろう」を見てもらいましょう。」と、米地講師が言うと、子ども達から一斉に 「きいたろう?知ってるよ!」「もう見たよ。」の声が上がりました。事前に先生方が 見せてくれたのでした。『きいたろう』を見ていたから、子ども達は『木を伐ること』についての知識があったのでした。恐るべし『きいたろう』の威力! 『木の街 平林』のDVDを見てもらいました。セリのことや、製材機のこと、プレカットのこと等、米地講師が説明してくれました。身近にこんな場所や工場があることを、子ども達に知ってもらうことができました。(組合のHP「ムービーを見よう」で見ることができます。)

さて、いよいよお待ちかねの『お箸づくり』です。 材料は「さくらの木」です。お箸の形にカットしてありますが、角がとがっています。一番最初に80番の紙ヤスリで削って、自分の好きな形にします。丸くしたり、細くしたり等々。お箸の先が太いので、食べやすいように細くします。「お箸は二本あるから、力と時間配分を考えてね。最初に一生懸命すると、二本目の力と時間がなくなるよ。」  みんな真剣な表情で削っています。立ち歩く子も、おしゃべりする子もいません。 先生方もいっしょに一生懸命削っています。 20分ぐらい経って「二本目にかかって下さい。」と合図がありました。

さらに20分後、「今度は仕上げをしていきます。150番でこすりましょう。」 「今のお箸を触ってごらん。ざらざらしているでしょう。これを150番のペーパーでこすると、ほら、すべすべになったでしょう。」と手触りの違いを感じてもらいました。 まだ80番で削っている子もたくさんいます。最後は240番のペーパーで仕上げます。
「80番で削っている人は、急いでね。」

最終工程、『クルミ油でコーティング』です。
「では、最後の最後クルミの油を塗ります。ウェスで剥きクルミを包んで、テルテル坊主を作って下さい。それを軽くたたくと油が出てくるので、お箸に塗って下さい。てっぺんを塗るのを忘れないでね。ここは木口と言って、水が一番沁み込みやすいところだから、何度も塗って下さい。」と、米地講師。
「このクルミ、食べられる?」
「食べられるよ。でも、食べたら仕上げができないよ。」
あちこちで、トントンとクルミを割る金槌の音が聞こえてきます。
「できた!」「これでいい?」見せに来てくれる子ども達。
「とってもきれいにできたね!」「すごい、すごい!」褒めてあげると、とても嬉しそうないい笑顔を見せてくれました。どの子も大満足で、家族の分も作りたいと言ってくれました。

時間内に仕上がるか心配したのですが、全員予定通り完成することができました。
「今日は乾かして下さい。まだ使わないでね。それから、自然素材である木のお箸は食洗機や乾燥機に入れないで下さい。1年ぐらい経ったら、またクルミ油やオリーブ油・サラダ油を塗ってメンテナンスをすると、いつまでも使えますよ。」と米地講師は、木の特徴と良さを説明しました。

「みなさん、大きくなったら木の家を建てて下さいね。内装には木を使ってね。健康になります。地球温暖化防止にも協力できますよ。」最後に有馬委員長が締めくくって、楽しかった半日も終わりました。
 最後に子ども達に、関西木材市場㈱さんから提供していただいた「吉野杉の割り箸」をお土産に渡して解散となりました。

『ものつくり』は、準備と当日のお手伝いが大変ですが、子ども達の喜びが大きいことを痛感した一日でした。

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