
空気の成分は窒素が約4/5、1/5が酸素で構成されています。
空気って酸素ばかりと思われていますが、実はさまざまな成分が混じっていて主な成分は窒素が78%、酸素が21%、アルゴンが 1%二酸化炭素が0.03%といったぐあいに、ごく少量の成分まで入れると水蒸気、ネオン、一酸化炭素などで構成されています。
いまのような空気になったのは地球上に植物が誕生し、それらが日光や水、二酸化炭素などで光合成を行うようになり、酸素が作り出されたからだと言われています。植物の誕生前の空気は、すべては明らかにはなっていませんが、窒素と二酸化炭素が多く酸素はほとんど無かったと考えられており、植物の誕生以降酸素呼吸する動物が生まれてきたのです。


空気中に一番多い成分の窒素は、他の元素と結びつきにくい気体なのです。生き物にとって大切な酸素はとても活発で、他の気体とすぐに結合して、食品を腐らせたり金属をさびさせたりします。
もし、空気が酸素ばかりなら、物が燃えたり爆発したり、金属がぼろぼろになったりして大変なことになるのです。今の地球の空気は窒素が多いからこそ、酸素の活性が押さえられ、みんなが安心で安全に暮らせるのです。